給与計算は、弊社のような請負業者は複数の企業からご依頼を請けて対応しています。その場合、個社別のクセや特徴をまず把握することからスタートです。

しかし、企業の給与担当者であれば、そのクセや特色はすぐに把握できると思います。自分の会社だけなので。

その前提で、スムーズに給与計算処理できるコツを伝授します。

①インプットをすべて漏れなく整える

その揃える期日を少しでも早くできるように段取りする。これが最初のお仕事です。他部門に遠慮していてはだめです。それと漏れ等ある場合はすぐさまフィードバックする仕組みを作り上げる。それができる自力力のある人をまずは採用しないといけません。

②学ぶ力もしくは知識が豊富かどうか

当然、法律(労働基準法)と年末調整や源泉納付、社会保険料の仕組みなど、必死で学ぶ。知識が無いとほぼ100%間違います。特に社会保険料の仕組みはとても分かりにくく、また、賞与の計算などもロジックを知っていないとソフト任せにしておくと間違います。この勉強(インプットする力)が担当者にない場合、内製化は難しいかと。

③複数のチェッカーの準備

一人で給与計算を完結させている中小企業が多いですが、それだと、ミスが多発します。給与計算担当者はパーフェクトで100点しかもらえない仕事なので、ミスを連発することで90点、80点と減点されていきます。なおかつ、社員からの給与計算間違いに対するクレームが入ります。やがてメンタルが耐えられなくなり、退職ってことになります。給与計算の最終責任者は経営者だと思います。もしくは管理部門責任者です。その者が矢面に立って責任をとる体制にしない限り、担当者は継続しません。

この3つですかね。結局、担当者のスキルっていうよりも、会社の給与計算の内製化に対するポリシーみたいなものがどうなっているかにかかっています。

2023-11-17

東京中央給与計算センター

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