これは当たり前の話だと思うのですね。どうして日本人ってこれほどまでに小売価格に敏感になったのでしょうか?メーカーが値上げすれば、小売価格や飲食メニューなど、値上げするのが当然だと思うのですが。
しかし、お客様が離れることを恐れているから価格転嫁をできないのですね。例えば、同じ駅にラーメン屋が10店の競合店があったとして、今まで800円のラーメンを1000円に8店がやれば1000円が通常価格になりますが、1,2店だけが値上げするとお客様が離れてしまう可能性は高いでしょう。
じゃ!どうすればよいのか?
それは、御社のオリジナルなメニュー開発を行い、ラーメン店のくくりでは競業他社10社となりますが、何かに特化したオリジナリティを出せば、競業10社が競業店ではなくなり、御社1社の独占店になるわけです。言うのは簡単ですが、それにはかなりの努力が必要かと。高いけど車で1時間かけて通う店をテレビなどで紹介されています。人の舌や胃袋を満足させる何かがあるからです。その「何か」を追及するのが経営者のしごとだと思います。
弊社も給与計算代行料金を過去から3,4回改定してきました。人件費が上がっていることも大きい要因ですが、薄利多売では「良いお客様が来ない」ことに気が付いたからです。安い価格だと節操のない企業が混じってきます。価格だけで動く企業です。
給与計算処理能力はもちろん、それに付随するレスポンスの速さ、正確性、痒い所に手が届く気配りなど、お客様が満足する幅広いサービスメニューを提供しているからこそ、信頼度が高い良いお客様から問い合わせをいただくようになりました。
自社商品やサービスに磨きをかけて、価格をあげても良いリピーターが集まってくるお店作り、企業づくりが急務かと思います。
2023-02-21
東京中央給与計算センター
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