アウトソースはお金がかかる?

そりゃそれなりにお金がかかります。外部委託するのですから。しかし、よく考えてください。中小企業の社員10人としましょう。そのうち一人を運よく「経理と人事総務が両方できる人材」を採用できたとして、人件費はおそらく最低でも30万円は必要です。社会保険の会社負担分等を加味すると35万円くらいのコストになるわけです。

アウトソースすれば、おそらく1/3~1/4にコストを圧縮することができます。

このような話をすると、経営者は必ずこう言います。「経理と給与計算と入社退社の仕事だけではなく色々やってもらえるのでアウトソースではそれが出来ない」と。

しかし、ここが問題なんです。人の余力が出てくると、そこに無駄なやらなくてよい仕事をはめ込もうとします。結果、会社は紙と雑用だらけになり、業務のクラウド化やDX化を推進しなくなります。これが中小企業の生産性を低下させている要因の一つです。

経営者が最も考えないといけない点は、「少数精鋭化」と「生産部門(売上利益を生む部門)への人材投入」することです。

まあ、上記の「経理と人事総務が両方できる人材」なんて労働市場のどこにもいません。だから、内製化している企業って、経理で1人、人事総務で1人の合計2名を雇用しているのです。従業員が100人くらいいるなら話は分かりますが、10人、20人でそれはコストの無駄遣いってことに気付くべきです。

2022-06-08 東京中央給与計算センター

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