端数処理の丸め

出勤時間や残業時間、遅刻早退の時間を15分とか30分で「丸める」企業が多いです。労働時間を1日単位で15分や30分単位で切り捨てることや、遅刻早退時間を15分単位等で切り上げることは違法です。労働時間は「分単位」で計算しなければなりません。しかし、これが守られている企業はあまり多くないというのが弊社の感覚です。

その理由は、勤怠管理ソフトが「丸める設定」が出来るようになっているものが多いのです。だから経営者は「当然OKだろう」ということで、1日の労働時間はどんどん丸めて切り捨ててしまっているわけです。

本来の残業時間等の計算は毎日は「分単位で」計算し、賃金締め時に、1か月における時間外労働、休日労働および深夜業のおのおのの時間数の合計に1時間未満の端数がある場合に、30分未満の端数を切り捨て、それ以上を1時間に切り上げるのがルールとなっています。

最近、労働基準監督署が入るケースが多くなっていますが、ほとんどの企業が当該是正措置をくらい、給与計算事務の変更を余儀なくさせられています。

2022-01-14 東京中央給与計算センター

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