給与計算代行業という仕事

昔、給与計算を業として請け負うと決めた時、とても憂鬱になりました。せっかく時間を自分でコントロールできる自由業として起業したのに、給与計算請負を行うということは納期がクライアントごとにあり、それに間に合わせる必要があります。自由に好きな時に旅行すらできない。連休が続くと休日にも仕事をしなければならない。これらのことが嫌で嫌でたまりませんでした。

しかし、その当時の「給与計算代行業を仕事としてやる」という決断は間違っていなかったと思います。給与計算は会社の担当者も経営者も、誰もやりたくない業務なんです。社会保険料や住民税の控除等、ややこし事ばかりで、担当者がミスをしようものなら社員から突き上げられます。だから担当者も会社に定着せず辞めていきます。だれもやりたがらない仕事を業として請け負うことはリスクはありますが、参入障壁が高くとても魅力的な仕事なわけです。

ここまで来るためには色々な失敗がありました。そのたびに給与計算チェックリストを改定し、お客様に謝罪に行ったり、契約解除されたり、等々。社内でいつも喧嘩モードで議論というか、チェック体制の強化を強く説きました。そんなこんなで、今ではスタッフに給与計算の怖さや大切さを理解した人が育ってきています。それと3人で目を変えてチェックするのでミスは限りなく少なくなっています。

リーマンショック時から給与計算業務を開始したので、もう12年程度給与計算代行業を行っていることになります。思えが遠くにきたもんだ!ですね。

2021-05-13 東京中央給与計算センター

気軽に見積り依頼・お問い合わせ下さい。
http://www.tokyo-chuo-sr.jp/toiawase/form_toiawase