給与体系をどれだけ変えても人は動かじ!

給与体系を良くいじる経営者がいます。たくさん給与を支給すれば社員は仕事を機嫌よくやるものだという前提ですが、人ってそんなことで動くのは一瞬だけです。いったん給料が固定化されると、モチベーションは下がり、従来のような仕事のやり方に逆戻りします。また、頻繁に給料を上げ下げすると、それがスタッフのストレスとなって、モチベーションどころか、不安になり、やがて離職して行く羽目になります。

社員のモチベーションって、お金も大事ですが、それ以外の「やりがい」とか「承認」とか、別のところになるものです。そのマネジメントができない中小企業経営者が多すぎます。「社員は金さえ払えば働くもの」という古い考えの人が多いのでしょうね。

2021-01-08  東京中央給与計算センター

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