いよいよ東京都や神奈川県の最低賃金が1100円を超えてきそうです。まだ確定ではないですがほぼ確定でしょうね。そうなると、アルバイト等を雇用する業種業態や最低賃金ぎりぎりで基本給を設定している企業はとてもかじ取りが難しくなると思います。

弊社のような給与計算代行業者も、10月以降の給与計算はとても神経を使うことになります。最低賃金を常に意識して、最低賃金割れの危険性がある企業には丁寧な説明が必要となり、給与体系の変更を余儀なくされるケースも出てくると思います。

本来、最低賃金をはるかにける余裕のある賃金設定できる企業であれば良いのですが、そうもいかない企業もあります。政府が行っている賃上施策は色々な意味で将来を見据えています。外国人を再び日本に呼び戻すためには賃金を上げていかなければならない。給与が増えないと消費も増えない。消費が増えれば経済が回る。早く扶養の範囲にメスを入れてほしいものです。そうすると主婦の労働力が一気に労働市場に流れ込んでくる気がします。それが日本の労働力の供給と言う意味で、「最後の砦」のような気がします。

2023-08-01

東京中央給与計算センター

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