人は他者から「言われた通り」にやることを求められます。この後の所作で「できるスタッフ」と「できないスタッフ」の分かれ目となります。

できるスタッフは、ほぼ必ず「この作業の意義・意味・理由」を聞きます。そして、どのレベルのアウトプットをいつまで仕上げれば良いかを聞いてきます。この手の人は、自分で作業時間や作業レベルを自律的・能動的にコントロールする習慣が身についています。仕事を渡す側からするととても安心感があります。

一方、「できないスタッフ」は、その前工程(この作業の意義・意味・理由)をやりません。というか、やれない。習慣が身についていない。だから、マニュアル(やり方を書いたドキュメント)を求めます。意義や理由を何も考えず、マニュアル通りに作業を進めます。その結果、アウトプットは、運良ければOKのものがありますが、大半はお客様に納品できるレベルになっていません。その理由を当人に聞くと「マニュアルに書いていなかったので・・」となります。

マニュアルには作業のやり方や順序や注意点が記載されていますが、その仕事の「意義」や「重要性」「お客様への納品レベル」などは記載されていません。できる人とできない人の違いは、作業レベルではそれほど差はないです。大きく差が出るのは、この前工程の考え方・取り組み姿勢にあると言えます。

2023-07-19

東京中央給与計算センター

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