給与計算を内製化する会社は、すべての会社機能を自社で完結させたい思考の経営者と言えます。それなりに規模になってくると、外注というより内製化したくなるようです。
内製化のメリットは、自社ですべて対応するので、外注コストがかからないという点ですかね。それと、会社の機能としてすべてを社内で行うことで、情報漏洩等のリスクは減るかもしれません。
しかし、私個人的にはデメリットがとても多いと感じます。担当者が突然やめるリスク、これは結構会社にとって厳しいです。誰も他にやれる人がいない場合、新規募集して採用を試みますが適当な人がもはや労総市場にいないのです。いてもとても高額な給料を支払わないと来てくれない。また、会社の業務を一時的に停滞し混乱します。特に給与計算となると止められない業務なのでなおさらです。
他にも、他者の給与情報を見て、色々社内を混乱さえるケース。これも経営者の悩みの種のようです。結局、内製化すると情報漏洩等ではレベルは上がりますが、経営者の社内的な悩み事が増える気がします。だから、30人未満規模の中小企業には内製化をお勧めしません。
2023-03-10
東京中央給与計算センター
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