労働市場は人手不足で売り手市場です。競合店が近くにでき、その企業の給料が高い。そうなると良い人材が他者に流れ、自社に集まらず経営が厳しくなってくる。こんなことがあちらこちらで起こっているのだと思います。中小企業の中には、丁寧で良い仕事をして取引先から信頼を得ている企業が多い。しかし、製品を作るのも、サービスを提供するのも、すべて「人」なんですよね。その人の行動は、この物価高で働きやすい良い会社に入社する以前に、まずは「給料の高い会社」を探して入社する傾向があります。当たり前と言えばあたり前です。

中小企業の人手不足は今後ますます高まっていきます。「人材不足で倒産」が当たり前になりつつあります。そうならないために賃金体系や人材育成など、中長期的な戦略性が必要となってきます。働きやすい会社であることは当たり前。それで生産性を向上させる社内の仕組み構築も必要。いわゆるDX化の推進です。(ここの意思決定に至らないのが中小企業の弱点です。)

その結果、一人当たりの生産性が向上し、少数精鋭で運営出来るようになります。そうなれば一人当たりの給料も競合他社に比べて高く支給することが可能となります。物事は短期的に見てはことをしくじります。中長期視点と従業員の感情を視野に入れた戦略にて、会社運営が求められます。

結局、中小企業は労働生産性を向上させるしか勝ち目はないわけです。そのツール(手法)がDX化です。その先鋒が私が良く言う「経理DX」なんです。まずは経理DXから進めよう。給与計算は生産性向上にために、中小企業はアウトソース一択だと思います。

2024-05-29

東京中央給与計算センター

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