事務組合に加入している中小企業がとても多い

中小企業で、労働保険(労災と雇用保険)を、事務組合という制度に加入しているケースがとても多いです。業歴が長いと特にその傾向が顕著です。簡単にいうと、事務組合とは、経営者や役員が労災に加入できる制度ということになります。

業歴が長い会社が加入している理由、なんとなくわかりましたか?そうなんです。昔は外に出て危険な仕事が多かったため、経営者や役員でも労災に加入させてあげようという制度でしたが、我々のような新しい社労士事務所にはその権限が付与されていないので、取り扱いが出来ません。

良くお問い合わせで「今の社労士から変えたい」「給与計算の対応をしてくれない」などクレームが多い社労士事務所のトップに、この事務組合系の社労士事務所があげられます。中小企業経営者に問います。「あなたが労災事故にあう確率は何%ですか?」と。建設業等でないかぎり経営者が労災事故にあうことはほとんど無いと思います。その呪縛から逃れてください。

また、事務組合は紙とFAXでの対応です。もうクラウドの時代なのに、昭和のやり方しかできません。今すぐ経営者が加入できる労災を捨てて、自分の身は民間保険でカバーすればよい。それよりも、経営を効率化させて生産性をあげることを優先してください。

まだまだ、経営者がこの呪縛から解放されていない人が多いので、危惧します。

2021-08-25 東京中央給与計算センター

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