給与計算業務って本当に奥が深い

給与計算業務を1人で業務として回せる人はそうそう多くないと思います。それは幅広い知識と経験が要求されるからです。まずは社会保険料の知識が必要です。算定や月変というイベントがあり、社会保険料がある時点から改定されます。また、健康保険料も毎年3月に改定されたりします。社会保険料は翌月徴収なのでいつの給与から新しい保険料分を引き落とせば良いか等を考慮する必要があります。次に、雇用保険料です。これは保険料率が決まっているので給与計算ソフトに登録すれば算出できます。次に、源泉所得税ですが、これも給与計算ソフトが算出してくれます。甲乙の登録を間違えずに行えば大丈夫です。最終の税額調整は年末調整で行います。この年末調整の仕組みを理解しておかないと給与計算は対応できません。最後に、住民税ですが、6月支給分から新年度の住民税の控除が開始されます。6月に端数が出るケースが多く、7月分の金額と相違しますので、神経を使ってチェックが必要となります。これも年末調整結果が市区町村にデータを送って、特別徴収一覧が企業に届くので、それを給与計算ソフトに登録する必要が出てきます。この登録が間違っていると給与計算は間違うことになります。このようにいろいろな知識と幅広い理解力が求められます。

2021-06-25 東京中央給与計算センター

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