給与計算が(外注)アウトソースされない理由

色々な企業経営者からお話を聞くと、給与計算業務をアウトソース出来ない

理由が出てきます。

・自社でやった方がノウハウ等が社内で蓄積でき、結果、コストが安くなる。

・給与計算をアウトソースすると、担当者の仕事が無くなる。

・給与計算を外注すると、担当者の今までの苦労を否定することにもなり、

モチベーションが下がる。

他にももろもろ。

これは「やさしい気持ちの持ち主の経営者」と言えます。

しかしですよ。世の経営者(社長)さん!

その担当者の仕事は、全く利益を生まない業務(給与計算や記帳入力)で忙殺されていませんか?

本来、社員の仕事は「考える仕事」をやらせるべきなのです。

考える仕事=コストダウンにつながる業務改善の仕事です。

そんな仕事は、中小企業の中に、わんさか眠っているのですが、誰も手を付けていません。

例えば、備品の使い方、無駄が多くないですか?

出来上がった財務数値から経費予算を決めて、経営的に利益を出すような分析を行うとか、

助成金の資料を取り寄せ、会社にキャッシュが入ってくる助成金に取り組むとか、

会社に利益という形で貢献できることはいっぱいあるのです。

給与計算や経理記帳や社会保険等の手続きとか、ばっさりと外注先にアウトソーシングすれば

自社の社員がいつ寿退社とか、辞めたいとか、言ってきても平気です。

それが経営者のリスクマネジメント力だと私は思います。

 

2015-08-20 南本静志 アールイープロデュース

東京中央給与計算センター http://tokyo-chuo-sr.jp