社内のリストラでコストダウンを進める方法を解説します。

リストラという言葉=「社員の解雇」と連想する人は多いと思いますが、

リストラとはもともと「Restructuring」で再構築の意味です。

会社が苦境に陥った場合、リストラの段階を踏んで対応すれば収益が改善する可能性があります。

【リストラのステップ】

①業務リストラ

(無駄な業務の排除、業務フロー改革、仕事のやり方の見直し、給与計算等の業務をアウトソース、)

②財務リストラ

(無駄な資産の売却、支払いサイトを伸ばす、総人件費の圧縮(役員報酬や給与)、固定費圧縮)

③人事リストラ

(ワークシェアで人件費の低減化、パートや派遣の契約終了、最終的には社員の解雇等)

私は顧問先等でちょっと儲かると「質素さがなくなる経営者」をたくさん見てきました。

数年し、業況が悪化すると上記の①や②で無駄なコストがとても膨らんできて、急減速するのです。

人間は一度上げたステージから、下がることをとても嫌います。というより下げれない。

悲しいくらい今のステージにしがみつきます。

そうこうしているうちに、企業の終焉が来ます。

そうならないために、質素に経営しつつ、業務リストラを常に心がけ、財務リストラを毎期

税理士や外部コンサルト調整しながらバランスシートを最適化するように経営して行ってください。

リストラという言葉が、あくまで「再構築」ですから、そこのところお忘れなく!

2015-06-16 南本静志  http://tokyo-chuo-sr.jp