今日のテーマは収益構造を変えて、利益体質にする方法です。
ずばり、社内に経費を「固定費」と「変動費」に仕分けする作業からスタートです。
固定費と変動費の振り分けができれば、あとは、損益分岐点の計算式に当てはめ、
自社の損益分岐点売上高を算出します。
■固定費=人件費、家賃、水道光熱費等の売上高に関係なく毎月かかる経費
■変動費=仕入れ原価は一部の広告費等の売上に比例して経費額が変わるもの
損益分岐点売上高が、今の現状売上高よりも高い場合、赤字となります。
以下の3つの対策を施す必要があります。
(1)売上高を伸ばす方策を考え、実行に移す。
(2)固定費を圧縮する方法を考え、実行に移す。
(3)変動費を圧縮する方法を考え、実行に移す。
この時代、(1)売上高をあげる、(3)仕入れ額を下げることは容易ではないです。
結果、(2)の固定費を下げるしか少ない売上高で利益を確保する方法はないと言えます。
その固定費が人件費や家賃でほとんどを占めます。
人件費を安易にカットしろとは言いませんが、
「誰でもできる仕事を社内の人材にやらせて良いのか?」を再度検討し、
アウトソースできる仕事(給与計算や社労士手続、経理記帳、ワープロ作業など)が社内
にたくさんあると思います。それを見直し、業務フローを変革し、損益分岐点を下げる
努力を行うことが勝ち抜く中小企業の知恵だと思います。
動画にまとめていますので、よろしければ見てください。
2015-06-15 南本静志 http://tokyo-chuo-sr.jp
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