会社の収益構造を変えるには何をすれば良いか?

会社の経費は、固定費と変動費に分かれます。

固定費は人件費・法定福利費を筆頭に、家賃や水道光熱費、通信費などです。これらの経費は基本下げることができません。売上の多い、少ないにかかわらず会社が支払わなければならない経費となります。

変動費は、原材料費等の売上原価、外注費などがあります。

会社の収益構造を変えるためには、3つの方法があります。

1.固定費を下げる

2.変動費を下げる

3.売上を拡大させる

この時代、売上を拡大させたり、円安状況下で仕入れ原価を低減させることは至難の業です。

そうであるなら、手は1つしかないのです。固定費を下げることです。

固定費を下げるためには、色々な作戦が考えられます。

①仕事の流れ(業務フロー)を見直し、無駄な作業を止めて、コストダウンする

・無駄な業務を捨てる勇気が必要です。

・手がかかるが、あまりもうからない業務も捨てる

②新しい業務フローに従い、浮いた社内の人材を稼ぐ業務に集中的に再配置していく。

その際に、誰がやっても同じ結果になる作業は外注(アウトソース)する。給与計算や経理、社労士手続などです。

③電気代や水道代、通信費などをこまめにコストカットする。

④最終手段ですが、リストラ。

上記の手立てをしっかりやっていくと、会社の売り上げが今のままでも、一定の利益を確保できるようになります。

うまくいけば、業務のアウトソースと連動して、人材の再配置を行うことで、売り上げが上向く可能も高くなります。何度も申し上げますが、誰がやっても同じ結果になる作業は、社内の人件費を使うのは実にもったいないことなのです。無尽蔵に人材を採用できる会社は別ですが、アウトソースでよりプロフェッショナルな専門的な知識やノウハウを購入した方が、理にかなっています。

2015-06-07 南本静志 http://tokyo-chuo-sr.jp